創業明治20年の老舗が放った驚異の甘味料その名はシュガーカット
糖分控えめを余儀なくされた人、体重管理が必要になってしまった人〝健康の為なら〇んでもいい〟と雄叫びを上げる〝なかやまきんに君〟のような人々の為に参上!!
創業明治20年の老舗が昭和48年(1973年)世に放った救世主・その名はシュガーカット。
東京都千代田区神田に創業した老舗・浅田飴・三代目の堀内伊太郎氏が、日本人の生活様式や食生活の変化による成人病や体重増加に悩む人々が増えることを予見し、長年培われた水あめ作りのノウハウを結集させ生み出した低カロリー甘味料である。当初(昭和47年=1972年)は低カロリーの飴〝シュガーカットキャンディ〟として発売されたのが始まりだった。
驚異の甘味料・シュガーカットを生み出した三代目の伊太郎氏はその完成を見届けるかのように昭和48年(1973年)に逝去し、浅田飴スピリッツを受継いだ4代目・堀内恵美子さんの手により今日もスーパーやドラッグストアの甘味料コーナーで妖しい光を放つパッケージでお馴染みの「砂糖0の甘さ」の〝シュガーカットs〟を誕生させたのであった。
妖しい輝きを放つ異彩な存在・シュガーカット
昭和を生きた令和も生き抜く人々たちやネット界隈の若人たちをも巻き込み〝シュガーカット〟の女性の顔パッケージはあの〝カワイ肝油ドロップ〟の男児の顔パッケージと双璧を成す存在として、異彩を放ち続けている。
あのパッケージで世に放たれた時、既に〝勝ち組〟になってしまった。今も尚、低カロリー(ダイエット)甘味料として他の追随を許さずどころか牽引し続けている浅田飴の〝シュガーカット〟恐るべしというしかない。
パッケージの箱の色とあの女性の顔のリニューアルをしているらしいが、よく見ると判別できるほどのマイナーチェンジでしかなく、パッケージは発売当初のイメージとまったく変わらない。
「砂糖0の甘さ」の低カロリーを謳っているだけあり、「痩身」をアピール、想起させるためにあのようなパッケージになったそうだ。
パッケージの顔の女性は一体誰?謎が謎呼ぶシュガーカット
パッケージの女性の顔は実在している人物ではなくあくまでもイメージ的なもので、当時、手足が長くスラリとしたスタイルの海外の女性モデルをモチーフにしているのだそうだ。
〝シュガーカット〟が昭和48年(1973年)に発売され70年代としては僅か3年、やはりあのパッケージの顔のモチーフは60年代の海外モデルの顔がモチーフであろうと推測できる。67年に日本にミニスカート旋風を巻き起こした英国出身の〝ツイッギー〟がまず頭に浮かんでくる人が多いだろう。彼女の名が現す通り小枝のように華奢なモデルが人気で世の女性たちの〝羨望〟のまなざしだった。そんな〝ミニスカートの女王〟ツイッギーよりも2年も早い65年にオーストラリアの伝統的な競馬レースで催されたファッションショーで、通常なら手袋、帽子を着用するのが掟だったのだが、その掟を破りさらにストッキングも身に着けず、挙句の果てにはミニスカート(それでも膝が見えるぐらいの丈)で登場し周囲のド肝抜いた人気モデルのジーン・シュリンプトンがいた。
案の定、保守的な人々に「不届き千万!!」と顰蹙を買われ大騒動になったのだが、若人たちの反応はまったく逆で特に女の子たちの間で〝カッコイイ〟となり、その騒動を知ったデザイナーのマリー・クワントは、いち早くミニスカートを作り始めたという逸話がある。ツイッギーよりも早くミニスカートを人前で披露したジーン・シュリンプトンもツイッギーと同じく英国出身だった。
華奢で小粋な英国が生んだ二人のスーパーモデルの顔を融合させたイメージではないかと勝手に私は思っている。ここを覗いているそこのあなたはどう見えるだろうか?
☜ジーン・シュリンプトンとツイッギー
ツイッギーの出現がきっかけとなり森永製菓の〝小枝〟が誕生したことはまた別の話。
※現在、サイト記事をまとめていらっしゃる人たちのほとんどが昭和末期から平成にかけて生まれた人であろうと思うのだが、ジーン・シュリンプトンに関するサイト記事(確かNAVERまとめだったかな?)を見ていて、同じく英国出身のジェーン・バーキンの写真をジーン・シュリンプトンと勘違いして貼り付けているサイトがあってびっくらこいてしまった。武士の情けでサイトはそっと閉じた。なのでURLも参照もしない。この件だけではなく、日本の戦前、戦後の女優をテーマにしたサイトや現役で芸能活動しているタレントや役者を取り扱ったテーマでも似たような例に遭遇してしまうのであった。
私自身も勘違いしたりするので、あまり偉そうなことを言えないことは百も承知なんだけど・・しかしモヤモヤしてしまうのも事実なのだ。訂正されるかそれとも淘汰されるのを待つしかない。
※NAVERまとめのサービスは2020年9月末で終了となる模様
※ジーン・シュリンプトンに勘違いされてしまったジェーン・バーキンは英国で女優として活動中、最初の夫であるジョン・バリー<映画【007シリーズ】の音楽を手掛けた作曲家>と結婚し一女を儲けるが離婚。幼い娘とともに渡仏し新境地で事実婚のパートナーとなるセルジュ・ゲンズブールと出会い、フレンチロリーターとして時代の寵児となる。ゲンズブールとのタッグで数々の名曲も残し、セルジュとの間に一女を儲けた。その一女とは女優のシャルロット・ゲンズブール。ジェーンは女優としても出演作品のうち2作品がカンヌのパルムドール賞を受賞するなど女優としても実績あり。エルメスのバック〝バーキン〟は彼女の名前に由来する。元夫(ジョン・バリー)との間に誕生した娘と実の娘・シャルロットを分け隔てなくセルジュ・ゲンズブールは愛情注いでいたことをジェーン・バーキンが懐述している。しかし健康を省みないセルジュに改めるように説得すると手を上げるようになってしまい別れるも、その後も交流は続きセルジュがこの世を去る時まで関係は続いていたようだ。彼の才能に惚れた弱みとほっとけなさがあったのだろう。表向きに残されている写真のイメージと素のイメージはかなり違う女性なのかなと思う。母性が強い人なのかもしれない。☜ジェーン・バーキン
2つの種類のボトルがあると噂されるシュガーカット
シュガーカットのボトルには2つの種類があるという噂がある。黄色いボトルと透明なボトルに白く顔とロゴが入ったボトルがあるという。調べてみると確かに2つのボトルの存在を確認できた。
箱と同じデザインの黄色いボトルはスーパーや食料品店、透明と白のボトルは薬店やドラッグストアという販路別に異なるボトルを出荷している。ちなみに中身のシュガーカットは同じである。
令和になっても昔の顔で出ていますシュガーカット
浅田飴の〝シュガーカット〟は4種類に増え日々、日本人の健康とともに進化を続けている模様。
- カロリー80%カット&糖類0で食物繊維も入っている女性の顔でお馴染みの〝シュガーカットs〟
- カロリー・糖類0の砂糖生まれの自然な甘さの〝シュガーカットゼロ〟
- 〝シュガーカットゼロ〟を顆粒状にした〝シュガーカットゼロ顆粒〟
- カロリー・糖類0の植物由来の甘味料〝シュガーカットナチュレ〟
その他にもレタス一個分の食物繊維を含んだカロリー60%カットの〝カロリー60%オフオリゴ〟
砂糖の使用量半分の量で甘さが引き立つサトウキビと自然の甘味料ステビアの合わせ技の〝さとうきび糖1/2〟が只今、絶賛発売中である。