破壊力・最強
恐怖!あなたを誘う死語の世界の第4弾。前回の破壊力・強篇からの破壊力・最狂篇を紹介しよう!(あくまでも主観)
- 「アッシー君・メッシー君・ミツグ君」
- 「ウッソー・ホント・カワイイー」
- 「美しい人はより美しく そうでない方はそれなりに・・」
- 「江川・ピーマン・北の湖」
- 「狼は生きろ 豚は死ね」
- オバタリアン
- 逆噴射!/「キャプテン(機長)! やめて下さい!!」
- ストリーキング
- 「そう興奮しないでください。」
- 「そんなバナナ!」
- 「祟りじゃ~」
- タンマ
- 「亭主元気で 留守がイイ」
- 「なんだ・・・バカヤロウ」
- 鼻血ブー
- プッツン
- ほとんどビョーキ
- 耳年増
- めんご×2
- 許してちょんまげ~
- レッツ・ラ・ゴ―
- ロス疑惑
バブル期に調子に乗った女性たちが都合のいい男性をこのように呼んでいた。アッシーとは送迎をしてくれる男性。メッシーは食事を奢ってくれる男性。ミツグはブランドや貴金属品を貢いでくれる男性。適材適所に男性がいることをステイタスにしていたと思われる。他にはツナギ君という存在をひけらかす女性もいた。ツナギとはAV(AudioVideo)機器の配線をしてくれる男性のこと。(アホか・・)
80年代初頭、このようなは反応をする女性がいたという。自分の可愛らしさをアピールしたい。ただそれだけのことであったのだろう。しらんがな。
昭和55年(1980年)フジカラーのCMのキャッチコピー。このコピーを考案したのは川崎徹氏であった。CMに出演していた岸本加世子さんと樹木希林さんとの絶妙な掛け合いにハマった視聴者は多く流行語にもなった。
戦後、昭和30年代(1955年~64年)日本中を席巻しちびっ子たちに絶大的な人気となったものの代名詞「巨人・大鵬・卵焼き」のパロディである。昭和53年(1978年)のドラフト会議で交渉権を得た阪神に一位指名されたもの阪神のユニフォームにそでを通すこともなく、巨人軍のエース・小林繁投手との電撃トレードとという異例の巨人軍入りを果たした江川選手、当時のちびっ子が苦手とした野菜のピーマン、不敵で負け知らずの無表情な横綱・北の湖。当時のちびっ子たちの不人気となってしまったものの代名詞。
電撃トレードにより巨人軍入りした江川選手は現役引退後に、実録漫画の取材のため漫画家の本宮ひろ志氏が、江川氏に当時のスポーツ紙を見せたところ、トイレで嘔吐してしまったという逸話がある。どうも江川選手の去就をめぐる騒動は彼自身が引き起こしたというより某人物(W氏)による策略だったのでは?とも言われている。当時、20代前半の若者を矢面にさせてしまう残酷さ、無責任さ、それを知らずに江川選手は卑怯者みたいに観ていた私自身も猛省したい。
高木彬光の推理小説を昭和54年(1979年)に角川春樹氏プロデュースにより映画化した「白昼の死角」のキャッチコピー。とにかくインパクト絶大で本編を知らずとしてもこのコピーを知っている人は多いと思われる。当時、小学校の同級男子たちがよく言っていた記憶もあり。
堀田かつひこ氏の4コマ漫画のタイトル。昭和61年(1986年)に上映されたホラー映画「バタリアン(米国)」とおばさんを合わせた造語。「Battalion」の意味は〝大隊〟〝大群〟という意味もあり、おばさんの大群という意味も併せ持つ強烈な流行語。オバタリアンは普通のおばさんではなく、羞恥心の薄れた者、無神経な言動をする者、年甲斐もなく我儘な者、他者にとって迷惑甚だしい中高年の女性を指した造語でもあった。
昭和57年2月9日に発生した日本航空350便墜落事故から派生した言葉。乗員乗客174人中24人が死亡、149人が負傷した未曽有の墜落事故だったが、詳細が伝わるにつれ事故の原因は当時35歳の機長の精神的に不安定な状況下での操縦だったことが判明し、ミスというより意図的なものであるとも言われている。自動操縦解除し、操縦桿を前に押し出し機首が異常に下がっていることに気付いた副機長(33歳)が言い放った言葉が「キャプテン(機長)!やめて下さい!」とボイスレコーダーに記録されていた。当時は大らかな時代でもあったためか?〝逆噴射!〟という言葉が一人歩きし流行語になってしまった。
※当時、この事故の様子の映像で救出された人の中で、毛布に包まれ運び出された男性にメディアのマイクが直撃した際、「サラリーマンです!」と答えた人が後に事故起こした張本人だったのではと騒然となってしまった事故でもあった。
昭和48年~49年(1973年~74年)に日本でも流行してしまった何かを訴える為のパフォーマンス。群衆の目が注視されるスポーツ大会や映画祭やイベントなどで全裸で走り回る行為を指す言葉。現在でも世界中のどこかしこでこの様な振る舞いを披露する人がいる。時には集団で行われることもあるというパフォーマンス😅。
昭和54年(1979年)阪神から巨人へ電撃トレードを経て江川選手の巨人軍入団会見時、詰め寄る記者たちにクールに言い放った言葉。
「そんなバカな!」をもじったダジャレ 昭和55年~平成元年(80年代後半頃?)の流行語。現在、このダジャレを発する猛者はなかなか現れないであろう。
横溝正史原作「八つ墓村」が昭和52年(1978年)に映画化された時のキャッチコピーであり、本編の代表的な台詞でもあった。「祟りじゃ~八ツ墓村の祟りじゃ~」当時のちびっ子たちの間でも流行。
昭和40年代~50年代(1960年代~80年代前半頃)「ちょっと待って」の意味。語源は諸説あり、英語の「Time out(休憩する)」が訛った説。「一旦待つ」を略した説、短い時間の休止だから「短間」説、仏語の無駄な時間、浪費させられた時間を意味する「temps mort(タン・モール)」があるも定かではない。私も子どもの頃よく使っていた。
昭和61年(1986年)金鳥の「タンスにゴン」のCMで使用され物議を醸した言葉。当時は良くも悪くも流行語となった。
昭和39年~49年(1964年~74年)までザ・ドリフターズに在籍していた荒井注さん(荒井さん脱退後、志村けんさん加入)の逆ギレギャグ。カメラに向かって「何見てんだよ・・文句あっか?なんだ・・バカヤロウ」と乾いた表情で言うのが様式美であった。視聴者に向かって喧嘩売るというとんでもないように見えてどこか空回りしているカワイイおじさんだったので通用できた逆ギレギャグでもあった。荒井注さんというキャラクターで成り立ったギャグ。
昭和45年~54年(1970年代)、谷岡ヤスジ氏の漫画に使用された言葉。艶っぽい描写を目の当たりにした男性諸氏が引き起こす身体的現象をデフォルメした表現の一つ。流行語にもなった。
昭和61年(1986年)に新語・流行語大賞を受賞している言葉。まさしく張り詰めた糸が切れた状態を現した擬音である。脳の血管が切れた(脳の回路が切れる)音に準え、我慢の限界を超え情緒が不安定になった状態、判断能力が低下してしまった状態を表現する言葉として使用されるようになった。プッツンという言葉を一般的に認識させたのは、当時プッツンをネタにしていた片岡鶴太郎さんだが、この言葉の発端となったのは当時、人気を博したバンドのヴォーカルと不倫騒動を起こした女優I(当時)の不可思議な言動が元になっている。気分により撮影をすっぽかす癖のあった女優A、他にも不思議な言動が多かった女優F(当時)など〝プッツン女優〟などと称され、特に女優Aは元祖の称号を持ち、今尚芸能界で現役として女優を続けていらっしゃる。元祖の女優さんはある種そこを〝ウリ〟にしていた節もある。年齢を経て素敵なベテラン女優になっている。
ピンク映画の巨匠でありタレント兼俳優としても活躍する山本晋也監督が生み出した造語。昭和の深夜番組の金字塔でもある日本テレビの「11PM(昭和40年~平成2年<1965年~1990年放送>)」と並び深夜番組の2枚看板的存在だったテレビ朝日「トゥナイト(昭和55年~平成6年<1980年~94年>後継番組「トゥナイト2」は平成14年=2002年まで放送)」で性風俗関連のリポーターを務めていた山本監督がそこに携わる人々へのインタビュー時に飛び出てくる危ない発言や未知なる性の世界に驚嘆し思わず発した苦肉の表現でもあった。時はバブル夜明け前の昭和57年(1982年)のことであった。たちまちこの造語は一人歩きし流行語になってしまった
発展家であることを隠し初心な振りするカマトトさんとは対峙する興味だけが先走り、性的な知識を聞き齧っただけの未経験な女性を指す俗語。
昭和55年~平成元年(80年代)にかけて流行った言葉。ごめんが転じた俗語。日本テレビで放送されていた「天才!たけしの元気が出るTV」に出演していた高田純次さんがよく発していた記憶あり。この言葉も現在、人前で言うにはかなり勇気がいる言葉であろう。
「許してちょーだい」のちょーの部分をちょんまげにもじった言葉。昭和55年~平成元年(80年代)によく使われていた俗語。現在はあまり使われることはない。寧ろ、軽薄な調子の謝りっぷりに相手を不快な気持ちにさせてしまう恐れがあるので要注意。
昭和46年~49年(1971年~74年)まで週刊少年サンデーに連載されていた赤塚不二夫氏の「レッツラゴン」から生み出された言葉。語源は「Let’Go」現在、この言葉を言える人はかなりの強者であろう
昭和56年(1981年)、米国のロサンゼルスで発生した銃殺事件から端を発した被害女性の当時の夫・三浦和義にかけられた一連の疑惑。発生当時から被害女性の夫の佇まい、言動が芝居じみていた印象があった。この事件発生後から夫の過去、関係者から不穏な証言が噴出。その証言者の中には、死亡した被害女性に多額の保険金が掛けられていたこと、さらに夫の依頼で被害女性を殴打し襲ったというかつての愛人(後に逮捕)まで登場し〝疑惑の銃弾事件〟と一気に過熱報道となった。劇場型犯罪とも呼ばれた。
破壊力・最狂篇は以上 続編があるかは私のみぞ知る😅・・・