昭和の食卓震撼 知る人ぞ知る緑のラーメン 緑のたぬきじゃないよ

※かつて存在した緑色のラーメンのパッケージを自前で作成したイメージ画像。かなり粗い合成にて忝(カタジケナ)い(写真素材:AC/背景:Pixabay)

ヤクルトレディ経由でしか入手できない珍品ともいえる緑のラーメン

昭和50年代(1970年代)にクロレラが練り込まれた緑色の麺のインスタントラーメンが存在した。その名は〝ヤクルトラーメン〟スープはポークの香りだろうか出汁の効いた醤油ペースで旨かった記憶があるも想定外の濃い緑の麺に圧倒されジレンマに苦しむ消費者もいた。

私にとっては〝アリ〟なインスタントラーメン。濃い緑の麺はなかなか〝コシ〟のあるちぢれ麺で時折、無性に食べたくなる衝動に駆られるインスタントラーメンの一つでもある。

ネットでこのインスタントの袋麺について書かれているブログやサイトがいくつかありますが、80年代より以前にこのインスタントラーメンは確実に存在していた。

〝ヤクルトラーメン〟は店頭には並んでおらず、ヤクルトレディ(当時はヤクルトおばさんと呼んでいた)に直接、注文しないと購入できない知る人ぞ知るインスタントラーメンなのであった。

私の母(1980年胃癌で死去)の友人がヤクルトレディだった関係で、友人から濃い緑の麺〝ヤクルトラーメン〟を箱買いし、しばらく〝中華三昧〟ならぬ〝ヤクルトラーメン三昧〟だった。

〝ヤクルトラーメン〟の前に〝クロレララーメン〟あり

昭和51年(1976年)私が8歳の時に、また別経由でヤクルトレディをしている娘さんを持つ祖母の友人が〝ヤクルト クロレララーメン〟なるものを複数箱買いしたものを何かのお礼で頂き、食した記憶もある。

そのクロレララーメンのパッケージは透明で袋をとじる上下部分にあの四角い渦巻模様が入り、中央部に赤と緑の幾重にも重なった円形のデザインで〝クロレララーメン〟とクレジットされているパッケージだった。

しかし、その原型ともいえる〝クロレララーメン〟の麺の色は一般的な麺の色(やや黄色味帯びていたかな?)であった。スープは〝ヤクルトラーメン〟よりコクがありこってりしていた記憶がある。これも〝アリ〟なラーメンだった。

原型といいつつも、〝クロレララーメン〟と〝ヤクルトラーメン〟の販売時期が被っていたかもしれない。〝クロレララーメン〟は昭和40年(1965年)に発売開始されていた商品だった。

2011年〝ヤクルトラーメン〟生産終了

クロレラを麺に練り込む製法をやめ、2012年に国産大麦若葉の粉末と国産米粉を練り込んだ新たな緑の麺〝ヤクルトラーメン 麺許皆伝(塩、醤油、味噌、ソース焼きそば、とんこつ<2019年から発売開始>、カレーラーメン生産終了)〟が発売中。

この商品も店頭に並んでおらず、ヤクルトレディ経由でしか入手するしかない模様。

ラーメンママ
※「今日はヤクルトラーメンよっ!」(写真素材:AC/Pixabay)

この記事を記す際、参考にさせて頂いたサイト

ヤクルト本社 Wikipedia

北信ヤクルト販売株式会社 おしえて!ヤクルトさん

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