昭和のちびっこたちの傷に寄り添ってくれた「赤チン」が製造終了

2020年12月24日をもって製造終了となった〝赤チン〟(画像AC)

昭和のちびっこの強い味方だった〝赤チン〟の灯火消える

「赤チン」最後の1社が製造終了、最盛期は100社
※日刊スポーツ2020年12月20日付記事

昭和のちびっこたちの傷を癒してくれた消毒薬「〝赤チン〟(マーキュロクロム液)」が我々の前から完全に消えるという・・・。

国内で唯一〝赤チン〟を製造し続けていた三栄製薬(東京/世田谷)が24日の製造(25日包装分)を持って終了すると発表。

2019年6月に日本薬局方から除外、それでも三栄製薬一社が「〝赤チン〟マーキュロクロム液」を製造し続けていたが、

水銀に関する水俣条約により、2021年以降マーキュロクロム水溶液が規制対象となるため今年の12月24日をもって製造終了に至った。

昭和時代、怪我した時の伝家の宝刀だった〝赤チン〟

とにかく、塗布すると傷口が沁みるのである。そして塗った部分が赤褐色に染まり光のあたり具合で虹色がかって見えるあの様は、

傷口に侵入するばい菌を「ぶっ殺してくれている」「沁みるのはそういうことだ」と幼心脳内に言い聞かせていたものだ。

〝白チン〟と呼ばれたマキロンs(第一三共ヘルスケア)の出現により、家庭や学校での怪我の消毒液として「傷口が沁みることもなくさらに色がつかない」
そのために〝赤チン〟にとって変わり、これからもちびっ子たちの守護神になっていくことだろう

〝赤チン〟を最後まで製造していた三栄薬品さん、そして昭和のちびっこたちの怪我の強い味方になってくれた〝赤チン〟ありがとう!!

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