風流な置物型芳香剤 小林腦行のエアーリッチ

はじめに・・かつて存在した小林腦行と小林製薬は縁も所縁もない別企業。

内臓脂肪を燃やして落とす「ナイシトール」シミを薄くする「ケシミン」などダイレクトなネーミングでお馴染みの〝あったらいいな〟小林製薬と今回のテーマ、エアーリッチを発売していたかつて存在した小林腦行は縁も所縁もない別企業である。


小林腦行は、東京都中央区日本橋を拠点にしていた生活科学用品を取り扱っていた企業であったが、昭和58年(1984年)に事実上の経営破綻。翌年の昭和60年(1985年)に医療品と衛生雑貨を扱う大阪の小林製薬に〝営業権〟を譲渡。小林という名前が偶然同じだったことで、小林腦行から小林製薬へと会社名を変えたと勘違いされている人がいらっしゃるが、残念ながら小林腦行は現存していない企業となった。

干支にちなんだ動物を模った芳香剤・エアーリッチ

昭和53年(1978年)の秋ごろからCMに流れていた昭和54年(1979年)の干支・未(ひつじ)にちなんだエアーリッチを覚えている。我が家はひつじを模ったそのエアーリッチを玄関先に飾っていた。香りはキンモクセイだった記憶がある。
当時としては置物に見立てた〝芳香剤〟という画期的な商品で、我が家に限らず友人宅や近所の玄関先でもちらほらしていたものだ。


昭和54年の秋になるとCMで来年の干支・申(さる<昭和55年=1980年>)そして酉(とり<昭和56年=1981年>)戌(いぬ<昭和57年>=1982年)最後の発売となった亥(いのしし<昭和58年>=1983年)と続いていった。
亥でしか確認できないものの置物のほかに絵馬も販売していた模様

それでは、小林腦行最後の発売となった亥VerのエアーリッチのCMをご覧あれ

エアーリッチ亥

エアリッチ亥CM☜クリックしてご覧あれ

干支にちなんだ芳香剤をもう一度

現在、小林腦行の商品を受継ぎ販売している小林製薬さんにお願いがある。干支にちなんだ芳香剤をもう一度発売して頂きたい。
当時、子どもだった世代もいい歳過ぎましたので、懐かしさ半分手に取って購入するかもしれないので・・・私は購入しますよ
※現在、小林腦行で販売していた商品を今尚、販売し続けているのは「サニポン・F」の後継商品「サニポン泡パワー」のみとなっている模様。

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